「学塔」No. 90

(1995. 2. 10発行)

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三重大学附属図書館報「学塔」


本号の内容


最近の研究成果を学ぶ方法(科学啓蒙のための新書と雑誌の品定め)

生物資源学部 渡辺 巌

 職業柄科学の最新の成果を絶えず吸収していかねばならない。大学教授業はまじめにやると大変な商売である。もっともまじめにやろうとやらなかろうと給料には差がないけれど。
 自分の専門分野についての最新知識は専門学術雑誌から得られる。私は週刊ディスク版Current Contents(ISI社)から自分の専門分野の真新しい情報を得ている。主要な学術雑誌の論文表題とそのサマリーを載せたものが数枚のフロッピーディスクとして毎週送られてくる。Current Contentsには探索機能のあるソフトが付属しているので、キーワードで簡単に知りたい項目を調べることができる。サマリーが載っているので大変便利である。サマリーからみて面白そうな論文で、雑誌が大学にないものは図書館の参考係を通じて複写を依頼する。週刊ディスク版Current Contentsがあれば、沢山の種類の学術専門雑誌を購入する必要はない。
 専門分野のみでなく関連する分野の最新の研究成果についての知識は新しい研究の発想を得るのにどうしても必要であり、講義にもやや専門から離れた分野の知識が役に立つ。そのためにはいろいろな専門学術雑誌や図書が一カ所(中央図書館)に置いてあると便利だ。
 でも、いきなり専門学術雑誌や学術書を読んでも、基本的事項の知識が足りず歯が立たないことがある。こういう場合、やさしく解説した科学普及啓蒙の本や雑誌で予備知識を得ておくとよい。ここから得られた知識はいわゆる雑学となるが、伏流となって創造性を養うことになる。
 雑学的基本知識を蓄えるのに新書版は手軽に読めるので便利だ。岩波や中央公論社の新書は有名だが、テーマが社会科学に偏っているし、やや堅い内容のものが多い。最近のベストセラー“永六輔一大往生”は例外で、岩波新書はどちらかというと有名学者の筆によるやや高踏的なものが多い。講談社のブルーバックシリーズではテーマは自然科学のいろんな分野からまんべんなく選ばれており、概して大変判り易いものが多い。岩波新書は執筆者の学者度・有名度にこだわっているように見えるのに反し、ブルーバックシリーズは学者度よりも執筆者の文筆能力に重点をおいているようである。編集部専属の漫画家の筆による面白い挿し絵が載っているし、科学評論家のなかにはこの常連執筆者になっている人もいる。そしてかなり編集部の筆が入っているようである。前者はテレビでいえばNHK教育放送型で、後者は民問放送型であろう。テレビ出演の常連の例の数学と人生案内の秋山先生もちゃんとブルーバックに“遊びからつくる数学”を書いている。
 ブルーバックで最近読んだもののなかで面白いものをいくつか紹介しよう。

“松永勝彦著一森が消えれば海も死ぬ”
森が消えると海岸の植物を養う養分の供給が絶えたり、土砂が海岸に流れ込んで、海の生産性が低下する話を通じて森林一土壌一河川一海岸を通じての物質循環を判り易く解説している。生物資源学概論にうってつけの書である。私の土壌学の講義を受講する水産学系の学生にぜひ読めとすすめている。

“辻井達ー・中須賀常雄・諸喜田茂充著一湿原生態系”
軽い筆の運びで辻井達ー氏が陸上湿原の博物誌、その破壊と再生を述べている。続いて沖縄の二人がマングローブ生態系の植物・動物の概要を述べている。これも生物資源学概論にうってつけの書である。

“柳川弘志著一RNA学のすすめ”
DNAの持つ遺伝情報が蛋白のアミノ酸配列を決め、酵素は蛋白であるという古典的ドグマに反し、RNAだけがあってDNAのないウイルスとか、触媒活性を持つRNAの話を紹介しながら、地球上の生命の発生のある段階でRNA生物の世界があったのではないかと生命の起源に詳しい柳川氏は推理する。同じブルーバックスの“柳田充弘著一DNA学のすすめ”とあわせて読むと今日の核酸の分子生物学がよく判る。

“上野景平著一化学反応はどうしておこるか”
化学をやさしく語った多くの著書を出している上野氏の化学平衡、触媒の働き、エントロピーについての大変判りやすい本である。化学が嫌いな人でも十分読める内容である。

 新装なった三重県立図書館には新書がまとめて置いてあり、いろんなブルーバックス・シリーズを一覧するのに便利である。
 基本的な知識は単行本で得られるが、発行後時間がたつと一部は陳腐なものになってしまう。最近の研究成果をてっとり速く知るには科学啓蒙雑誌が役に立つ。
 この定番はScientifc Americanとその日本語版日経サイエンスであろう。Scientific Americanは大学院受験のための英語の勉強によく使われている。標準的科学英語が使われているからであろう。最先端の知識がその研究にたずさわっている最先端の科学者によって手際よく書かれている。解説に使われている図や写真が非常によい。編集部の手がかなり加わっているようである。最先端の科学者の知識を上手にひきだし、判りやすいように書き上げるのは科学ジャーナリストの仕事である。Scientific Americanの編集部にはすぐれた科学ジャーナリストがいるとのことである。残念ながら日本にはまだScientific Americanに匹敵するような良い雑誌はないようである。
 私の専門にやや近い生物・化学の分野の科学啓蒙雑誌の品定めをしてみよう。
図の左に専門学術雑誌・最右翼にもっとも大衆的な絵入りのQUARKNEWT0N科学朝日をならベ、専門的で編集者の手が加わっていないのを左に並べてみた。右にいくほど“大衆度”が高いといえる。

図:生物と科学関係雑誌"大衆度"

 最左翼は蛋白質・核酸・酵素で、これは英語の読めない大学院生・研究者を対象としているようで、素人にはとても歯が立たない。判り易く書こうという努力をあまりしていない学者くさい専門学術雑誌のスタイルの英文を日本語にしたようなものばかり。
細胞工学。細胞分子生物学の総合雑誌、文章スタイルは蛋白質・核酸・酵素に近いがややましか?姉妹編として同じ出版社からの植物細胞工学があったが、つぶれて、植物の話題も細胞工学に含まれるようになった。
 つぎは化学と生物。編集者は判り易く書くように執筆者に依頼しているようだが(私がこれに執筆したときにもそう頼まれた)、かなり判り易く書いてあるものとそうでもないものが混ざっている。概して言えば、解説を助ける図が専門学術雑誌のスタイルのものが多い。各号のはじめの数ページにある今日の話題は最近の研究の成果を簡潔に伝えて面白い。
 本学生物資源学部の教官の筆になるものがいくつか平成6年の32巻に載っているので紹介しておこう。

大富邦雄・粟冠和郎先生一6月号、373:セルラーゼの構造と機能特性

神山康夫先生一9月号、567:植物が自己花粉を認識するメカニズム

 つぎは現代化学。本の英語の表題がChemistry Todayとかなりセンスのある英語を使っている。化学が主な内容だが、生物化学の話題が毎回載っている。図がきれいで、判りやすい。筆の立つ人を選んでいるようで、概して文章が洗練されている。編集部の手がかなり加わっているようだ。
 山崎幹夫氏による生理活性物質発見にちなんだ話(ジベレリン、アフラトキシンなど)は大変判り易く面白い。姉妹雑誌の同じ出版社(化学同人社)からの化学も役に立つ。
 主に高校の生物の先生を対象にしたと思われる遺伝は古い雑誌である。私が高校時代に講読していたもので、まだ続いていると思うとなつかしい。遺伝学のみでなく生物学一般を扱っている。平成6年7月号にRNAの特集がある。判りやすいのとそうでないのとの混合である。判りやすいのは図と本文の説明がよくかみあっているが、そうでないものは図の説明が不親切である。
 残念ながらここに上げた雑誌のすべてが三重大学図書館にそろっているわけではない。年間購読料はたかだか1万円程度なのでそろえて欲しい。愛知県立図書館にはこういう科学啓蒙雑誌や各種学会・協会発行の雑誌がほとんどといってよいほどそろっている(約4000タイトル)。
 最後にどうしてScientific Americanのような優れた科学啓蒙雑誌が日本で育たないのか私見を述べてみよう。
 まず日本の学者が科学啓蒙の本や解説記事を書くことをあまり評価していないことに原因がある。つぎに科学ジャーナリストを養成する機関がないことも原因であろう。すぐれた啓蒙家である生命誌研究館の館長岡田節人氏と副館長中村桂子さんの対談(中央公論l993年l2月号)で両人とも日本の学者は情報の発信が下手で発信が上手な研究者を徹底的に嫌ってきたと述べておられる。
 科学啓蒙の軽視は基本的には日本の科学の成立によるものだろうと思う。ヨーロッパでは科学は知的好奇心に富んだ貴族や金持ちがパトロンになって研究をささえることから発達してきた。学者は金を出してもらったパトロンに判り易いように説明しなければならなかったので、科学とその啓蒙活動は結びついていた。日本では科学は国家によって発展させられ、学者は基本的には国のおかかえ人であった。しかし国家は権威主義的国家で市民国家ではなかったので、究極的なパトロンである国民に国の金を使った成果を判り易く説明して、理解を得る必要はなかったのである。学者は学会という雲の上で学者だけで通用するジャーゴン(専門的俗語)を使っていればよく、そのなかでの評価が高ければジャーゴンでしかしゃべれなくても大学教授としてちゃんと通用していたのである。いわば国の権威主義が学者の世界でもまかり通っていたのである。この辺の事情については村上陽一郎著“科学者とは何か”(新潮社)にくわしい。
 大学の教授の講義は一種の総説だから、ちゃんとした総説や科学啓蒙の読み物を書いているかどうかで、教授の講義能力が判断できるというのが私のかねてからの持論だが、支持してもらえない。

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『しゃべるな』

工学部 久野和宏

 と言うと、「静粛」と黒々と書かれた図書館内の張り紙もさることながら、講義中の私語(ペチャクチャ)に頭に来た教師が発する怒り(哀願?)の一声を思い浮かべられる方も多いことでしょう。30年ほど昔、小生が学生であった頃にも、いまほど華やかでないにしても私語はありました。昼からの5、6時限の授業ともなればお腹はふくれて眠くなるし、それに夏場は暑いし、どうしても隣近所とのおしゃべりが始まります。そんなあるとき、淡々と電波工学の講義をしておられた白髪の老教授はきっと我々学生をにらみ
 “寄席じゃない!!”と一喝。
 シーンと静まり返った教室で老先生は平然と講義を続けられたのが清清しい思い出として残っています。
 それに、おしゃべりと言えば、かのドンキホーテとサンチョパンサの道行きの楽しくも愉しいおしゃべりの数々が思い出されます。さしも勇猛な騎士殿も時に従者の饒舌には歯(刃?)がたたず“黙らっしゃい、サンチョ!!”と優しくたしなめる(閉口する)場面が処々にあります。苦り顔の騎士のこの一言には何とほのぼのとした響きがこもっていることか。
 閑話休題。さて本題に入りますが、これまたよく存じあげている図学の老先生は、何時も満面笑顔でニコニコとしておられます。あるとき‘先生は一体どこで修行なさったのですか。いつもそんなに楽しそうにしておられるのは。’とお訊きしたことがあります。“特に修行したなんてことはないですよ。……そう言えば大学2年生のとき、鎌倉の円覚寺に半年ほどご厄介になったことがあるかな。敗戦のどさくさで世の中の価値観もすっかり変わってしまい、精神的な支柱を失ってしまいました。じっくり物事を考え直すために禅寺に寝泊まりし、そこから東京の学校に通いました。毎朝、寺の掃除をし、6カ月居させてもらったが、下宿代は無料。円覚寺でその時お世話になったのが朝比奈宗源老師でした。”‘禅寺の生活で記憶に残っていることはございませんか’“ウン、そうそう『しゃべるな』、『地に足をつけて歩け』としょっちゅう言われました。あの頃は自分も学生で若かったし、あれこれ考えては、議論を吹っかけたくてしょうがなかったのですね。ところが老師にお会いすると、『どれどれ、どこまで進んだかな』とこちらの顔や様子をじっとごらんになる。そこで待ってましたとばかり口を開けると『しゃべるな』と一言。”と感慨深そうに述懐される。この一言には実に多くのことが秘められているようである。
 禅には「無」、「空」、「虚」というのが悟りの根底にあるとされている。その同じ線上に「黙」や「寂」があり、禅寺では風呂、食事、トイレなどにおいても沈黙を守るのが作法とされている。なぜ、沈黙がそれ程、重要なのか。言葉は修行の妨げ(障り)になるのであろうか。言葉、即ち論理(幻想)を越えたところに悟りが開けるからであろうか。しゃべるということ、無闇に言葉を消費するということは騒音を撒き散らすことに他ならないのであろうか。ファウストやミニヨン、ウェルテルの作者、世に言葉の魔術師といわれたゲーテは奇しくも「言葉は聖なる沈黙に基づく」と日記に誌している。沈黙(間)を失った言葉は無残である。落語にもならない。
 それにしても我々のコミュニケーションに欠くことのできない言葉を否定し去るとは一体何事であろうか。
 “静かに。ホラ、聞こえてくるでしょう。大切なことが。そんなにしゃべってばかりいては……”
 何時の頃からか我々はしゃべることに熱中し、聞く耳を失っているのかも知れない。聴覚にはマスキングと呼ばれる面白い現象がある。余分な音があると信号音がマスクされ聞き取り難くなったり、聞こえなかったりする。通常、大切な信号ほど微弱であり、他の音の妨害を受け易い。天の声をキャッチするには我々自身のノイズレベル(雑音)を徹底的に下げ、極力感度を高めるしかないのであろう。これはまさに通信工学でいうSN比(信号対雑音比)の問題である。さらに驚くべきことに精神を集中することにより我々の耳はお酒の入ったパーティー会場のような騒がしい処でも、ざわめきの中から必要な音を選択的に聞き分ける不思議な能力を有している。これはカクテルパーティ効果と言われ、現在のハイテク技術をしても及ばない耳の信号処理能力である。また、騒がしい音、大きな音にさらされると耳の感度は劣化する。これは耳の疲労やその蓄積による聴力損失にもよるが、聴力の保護作用も関与している。例えば我々がしゃべったり、歌ったりしているときには大きな自己発声音が耳に到達するが、その間、自動的に耳の感度が低下し(抑制され)、聴力を保護する作用があると言われている。ともあれ、自己発声音によってマスキングや聴力の抑制を受けるばかりでなく、しゃべっていては(聞き耳を立てるのでなければ)、カクテルパーティ効果のご利益にも預かることはないのである。

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学内ネットワークを活用したOPACの利用方法

 学内ネットワークの整備が進み、研究室のパーソナルコンピュータ等を、手軽にネットワークに接続することができるようになりました。附属図書館のオンライン目録検索システム(OPAC)についても、ネットワークを活用した新しい方法でご利用いただけます。この記事では、附属図書館に設置されているOPAC検索専用端末と同じ「メニュー検索」の利用方法をご紹介します。

1.ネットワーク環境のあらまし
 現在の学内ネットワークは、各部局に敷設されたEtherケーブル(部局LAN)を基幹光ループで結んで構成されています。また、情報処理センターに設置されたゲートウェイを経由して、学外のネットワークにも接続しています。(図1)
 コンピュータ同士が通信を行う際の約束事である「通信プロトコル」には、インターネットの世界で標準となっている「TCP/IP」が用いられています。三重大学のネットワークも、インターネットの様々なサービスを活用できる環境下にあるわけです。
 インターネットの世界では、ネットワークに接続されたコンピュータ同士が、接続経路や距離を意識することなく、容易にデータのやりとりを行えます。その代表的な例が、別のコンピュータに直接ログインし利用することができる「TELNET」という機能です。
 従来の学内ネットワーク環境下でも、研究室等からOPACを検索することが可能でした。しかし、このTELNET機能を用いることにより、より快適にOPACをご利用いただけることと思います。

図1:ネットワーク環境のあらまし

2.あらかじめ準備していただくこと
 学内ネットワークを経由してOPACを利用するためには、次のような準備が必要です。

  1. 部局LANに接続したコンピュータ
     各部局に配線されているEtherケーブルにコンピュータをつなぎ、他のコンピュータと正しく通信できるように設定する必要があります。部局LANへのコンピュータの接続等については、部局ネットワーク管理委員会への申請等が必要です。事前に所属部局のネットワーク管理者にお問い合わせください。 

  2. TELNET機能
     研究室のコンピュータから他のコンピュータにログインするために、前述のTELNET機能を用います。ワークステーション(UNIXマシン)をご利用の場合は、標準でtelnetコマンドが使用できます。パーソナルコンピュータの場合は、TELNET機能を提供するアプリケーションソフトが別に必要です。

  3. 情報処理センターの利用者登録
     OPACサービスを提供しているコンピュータは、情報処理センターの主システムM770/8(インターネットの世界での名称(ホスト名)を「hamayuu」といいます)です。hamayuuにログインするためには、利用者登録が必要です。手続き等詳細については、センター事務室にお問い合わせください。

3.OPACの利用手順について
 それでは、TELNET機能を用いてOPACの「メニュー検索」を利用する手順を説明します。図2〜4の画面例をあわせてご覧ください。アンダーラインのある部分をキーボードから入力し、リターンキーを押します。入力する英数字は、半角文字を用いてください。また、hamayuuに接続してから(以下の手順の2以降)は、大文字を用いてください。

<<< 図3:OPACシステムの起動図4:OPACシステムの終了 >>>

  1. TELNET機能を用いてhamayuuに接続
     画面例は、附属図書館のワークステーション(ホスト名は「mood」です)からの接続です。telnetコマンドの引数にhamayuuというホスト名を指定しています。「unknown host」などのメッセージが出て接続できない場合は、下の例のように、ホスト名の代わりにhamayuuのIPアドレス(133.67.2.4)を指定してください。

      mood% telnet 133.67.2.4

     パーソナルコンピュータでTELNETソフトを用いて接続する場合は、操作方法が異なる場合がありますので、マニュアルをご覧ください。(2以降の操作は、全ての端末に共通します)

  2. ターミナルタイプの一覧表示
     無事にhamayuuに接続できると、「ターミナルタイプ」の入力を求められます。そのままリターンキーを押すと、ターミナルタイプの一覧が表示されます。

  3. ターミナルタイプの選択
     2で表示させた一覧の中から、自分の使用している端末に適した番号を入力します。

       (端末の種類)       (番号)

  4. ユーザID(利用番号)やパスワード等の入力
     情報処理センターに利用申請をして交付された利用番号(例:AB12345)と、自分で設定したパスワード(例:&&&&&&&)を入力します。なお、「メニュー検索」を行うために、パスワードの後に半角のスペースを挟んで「S(3000)」を必ず入力してください。

  5. キーマップの表示
     OPACのメニュー検索では、「PF」キー(ファンクションキー)を多用しますが、キーボードによっては「PF」キーが無いものがあります。その場合は、代替キーが割り当てられていますので、「キーマップ」を表示して確認します。「ESC」キーを押して、離して、「?」キーを押すと、図2のような画面が表示されます。例えば「PF1」キーに割り当てられている「ESC 1」は、「ESC」キーを押して、離して、「1」キーを押すことを意味します。スペースキー等を押すと、元の画面に戻ります。

    図2:キーマップの例

  6. 端末属性の変更(その1)
     hamayuuの端末属性は標準では英小文字モードになっていますので、OPAC検索でカナ文字を用いるために、属性の切り替えが必要です。まず、キーマップの「CHARTOGL」に割り当てられたキーを押します。図2の例では、「ESC B」(「ESC」を押して、離して、「B」を押す)です。(画面には何も表示されません)

  7. 端末属性の変更(その2)
     次に、画面例のように「DSPATTR KANA」と入力してリターンキーを押します。これで、カナ文字を使える状態に切り替わりました。

  8. OPACシステムの起動
     「#OPAC」と入力しリターンキーを押します。

  9. 端末属性の選択
     検索の際にカナ文字を用いるために「K」を入力してリターンキーを押します。何も入力せずにリターンキーだけを押しても構いません。

  10. 検索方法の選択
     「1:メニュー検索」を選びます。4で「S(3000)」と入力するのを忘れると、エラーとなりますのでご注意ください。

  11. 処理の選択
     フルスクリーンの画面に切り替わります(図3では、画面の必要な部分のみを抜き出しています)。処理の選択を求められますので、「2」を入力してリターンキーを押してください。OPACの「メニュー検索」の画面が表示されます。

    - 以下は、OPACの終了操作です(図4)-

  12. OPACシステムの終了
     「メニュー検索」の場合、「PF3」キー(代替キーの場合は、キーマップを参照してください)を押して検索画面を終了させると、図4の画面に戻ります。「3」を入力してリターンキーを押してください。

  13. hamayuuからログアウトする
     「LOGOFF」と入力して、hamayuuをログアウトします。

 誌面の都合上、詳細は省略しました。「コマンド検索」の利用方法や検索マニュアルも用意しております。ご希望の場合は、附属図書館の参考調査係までお申し出ください。

4.おわりに
 OPAC検索のために、部局LANに接続したコンピュータやTELNET機能をご準備いただきました。しかし、その用途はOPAC検索に限りません。例えば、今春サービスを開始する予定の「CD-ROM検索システム」や学術情報センターのNACSIS-IRも、TELNET機能を用いてご利用いただけます。
 さらに、インターネットの世界には、TELNETなどの機能を用いて簡単に利用できるサービスが数多く存在します。この記事で紹介しましたOPACの利用を手始めに、インターネット活用の第一歩を踏み出していただければ幸いです。
 最後に、本稿の執筆にあたりご助言いただいたネットワーク技術専門委員会委員の皆様、また、学内ニュースグループ等を通じて貴重なご意見をいただいたネットワークユーザの皆様にお礼を申し上げます。

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著者寄贈

大原 興太郎・生物資源学部教授

目崎 茂和・人文学部教授

神谷文子・地域共同研究センクー助手

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主要日誌

7月8日(金)
平成6年度附属図書館学塔編集委員会開催
7月27日(水)
平成6年度第2回附属図書館運営委員会開催
8月25日(木)
大学図書館員の育成・確保に関する調査研究班ワーキング・グループ(於:名古屋大学) 藤森情報管理課長出席
8月29日(月)
第16回三重県大学図書館連絡会議(於:鈴鹿医療科学技術大学) 油谷情報サービス課艮、谷口専門員出席
9月30日(金)
平成6年度三重県図書館協会第1回理事会(於:三重県立図書館) 中島事務部長出席
10月3日(月)〜10月7日(金)
平成6年度漢籍担当職員講習会(漢籍電算処理)(於:京都大学) 萩野目録情報係長受講
10月7日(金)
学術雑誌目次速報データベースデータ入力説明会(於:名古屋大学) 河谷目録情報係員出席
10月13日(木)
平成6年度学術情報センターシンポジウム(於:オーバルホール) 豊田参考調査係長出席
11月1日(火)
大学図書館員の育成・確保に関する調査研究班ワーキング・グループ(於:名古屋大学) 藤森情報管理課長出席
11月7日(月)〜11月10日(木)
平成6年度大学図書館職員講習会(於:京都大学) 樋本資料運用係員受講
11月10日(木)〜11月11日(金)
第7回国立大学図書館協議会シンポジウム(於:岡山大学) 岩田資料運用係長出席
12月6日(火)
東海地区大学図書館協議会講習会(平成6年度第1回)(於:愛知学院大学) 野島参考調査主任出席
12月8日(木)
東海地区国立大学図書館協議会事務連絡会(於:名古屋大学) 中島事務部長・藤森惰報管理課長・油谷情報サービス課長出席

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三重大学附属図書館報 No. 90
1995年2月10日 三重大学附属図書館発行
津市上浜町1515 TEL 0592-32-1211 FAX 0592-31-9086