「学塔」No. 96

(1997. 2. 20 発行)

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三重大学附属図書館報「学塔」


本号の内容


Cape Codを訪ねて

生物資源学部 寺西 克倫

 1996年2月1日から5月31日まで文部省短期在外研究員として、米国マサチューセッツ州ウッズホールにあるMarine Biological Laboratoryでの生物発光に関する研究が許される機会を得ることができた。この研究機関では、海洋生物に関する生物学、生化学、化学、環境学、生態学等の研究が活発に行われており、私が滞在した期間は最高気温が0℃以下の真冬であったので、Marine Biological Laboratoryの人口は200人程度で閑散としていたが、夏になれば、サマースクールが活発に開かれたり大学等から研究者がおとずれ、千人近くにも膨れあがるという。ここウッズホールはボストンから南東へ車で約90分に位置し、オークの森と大西洋に面した海岸からなり、別荘が点在する人口数百人の避暑地(村といったほうがよいと思うが)である。その町には、私が滞在したMarine Biological Laboratoryのほかに、Oceanographic Institution、National Marine Fisheries Service、U.S.Geological Survey等の研究機関があり、これらの研究機関によって町ができているようなものである。また、この地は5月下旬から、観光客や別荘に訪れる人たちで賑わいをみせ、交通渋滞のためボストンから5時間もかかるという話である。(ボストンからウッズホールまではハイウェイを利用でき、信号はたったの1つのみであるのだが)
 1996年の冬は記録的な大雪であり、ウッズホールに到着した前後の日も10インチ程の積雪があり、ニューイングランドスタイルの町並みは白く雪化粧され、日本では見ることのできないロマンチックな景色が私たち家族を出迎えてくれた。ウッズホールはケープコッドとよばれる地域にあるのだが、このケープコッドはひじを曲げた腕のように大西洋に突き出した半島のことなのである。(半島といっても大陸とは運河によって隔てられ、2本の橋でつながっているのみである。)この半島全体がボストニアン、ニューヨーカー、ヨーロッパ人の憧れの避暑地であり、静かな海岸線と氷河期が残してくれた自然が満喫でき、歴代大統領や有名実業家らが別荘をかまえている。この半島には、小さな町が点在し、それらの町は貴重な歴史を持ち、個性的で魅力にあふれている。その理由は、新天地を目指して大西洋を渡ってきた移民たちが創った町であり、現代アメリカの基となった地域だからである。1620年、メイフラワー号が100人近い清教徒をのせてプリマスに到着しイギリス植民地を開始した。そのメイフラワー号が最初に到着したのがケープコッドの先端に位置する町プロビンスタウンである。この町は、18世紀には捕鯨基地として栄えた所で、いまでも漁業は盛んである。ケープコッドのケープとは岬であり、コッドとは鱈の意味であり、この半島が漁業で栄えたことを物語っている。ケープコッドの西の大陸に位置するニューベッドフォードやフェアヘブンも捕鯨の町であり、土佐の漁師ジョン万次郎が遭難し救助されてから暮らした町としても有名である。これらの海域ではフォエールウオッチングが有名であり、99%保証であることを唄い文句に営業している。ボストン方面からプロビンスタウンにむかうまでの道すじには(ひらがなの”し”の書き方に似たルートを考えていただくとよい)、ケープコッドのなかでは最も古い町サンドイッチ、白い海岸線が続く町チャタム、第35代合衆国大統領ジョン・F・ケネディーとジャクリーンが婚約から結婚までの2カ月間をすごしケネディー家の別荘が残っている町ハイアニスなど多くの町があり、楽しませてくれる。アメリカに観光で訪れる日本人は多いが、そのほとんどは西海岸やニューヨークに集中し、ボストンを訪れる人はそれほど多くはない。さらに、自然が残されている欧米人憧れのケープコッドを訪れる日本人はほとんどいないように思われる。ニューヨークからボストンまでは車で5時間、シャトルフライトでは1時間であるが、日本からの直行便は無く、トランジットを含め18から20時間必要であるので、便はあまりいいとはいいがたいのが原因と思われる。日本ではゴールデンウイークにあたる時期にでさえもケープコッドでは、観光目的の日本人は見られなかった。ボストンから車で1時間足らずでいけるプリマスまでが日本人観光客の限界地であろう。ニューョークやボストンまでいかれることがあるなら、ぜひケープコッドまで足をのばしてみては、いかがだろうか。2、3日もあればケープコッドのいくつかの町を巡り、その魅力を楽しむことができるのではないだろうか。

ケープコッドの地図

 ウッズホールでは妻と、現地で3歳の誕生日を迎えた娘の3人で滞在した。厳寒の真冬のため、公園で遊ぶ子供は少なく、ましてアメリカであるため、娘は会話ができなく、特定の友達はできなかった。そのため、娘には、大変つまらないアメリカ生活であったであろう(ときどきは、現地の子供と遊んだ話を妻から聞かされてはいたが)。ケープコッドは先にもふれたが、生活レベルの高い人々の避暑地であるためアメリカとは思えないほど治安がよく、人々は紳士である。しかし、イギリス移民の地であるため、白人としてのプライドが高く(アメリカの他の地域に関しては、住んだことがないので何ともいえないが)、公園で遊ぶ子供においても白人と有色系とのあいだには隔たりがあった。このような傾向はボストン地域でもみられ、人種に対する壁の厚さを感じた。ボストンの北に位置するセーラムなどの町では、いまでも有色系の居住を拒んでいるところもあると言う。幸いなことに、海岸には鴎やカモが多く、森にはリスが駆け回り、人種の隔たりが無い動物達が娘の友達となってくれた。また、アパートの裏には無料で入館できる研究所の水族館があり、毎日妻と娘はかよっていた。そのため、娘は魚の名前を英語で覚えてしまい、こちらが教わる始末である。
 12月リマでの人質事件が発生したが、在日ペルー人(日系ペルー人も含む)の人達への差別が日本国内で沸き起こり、不当な解雇や非難等が生じた。世界の人々が人質事件に対し憤りを感じているのは当然だが当事国であるペルーの人々や在日ペルー人も例外ではない。世界中差別意識は存在するが、この事件に対する日本人の意識の貧困には、恥ずかしい思いがする。
 4カ月という短い滞在では、いいことばかりが目に映り、生活には困らなかったが、人種の壁というものを少しではあったが感じた。とはいうものの、永年住んでみたいと思えるほどケープコッドは美しくすばらしかった。今度は避暑と紅葉に訪れたいものである。

Marine Biological Laboratoryのマーク

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ビデオ「図書館の達人」完成

 平成8年8月21日、22日の両日にわたり、附属図書館において撮影されましたビデオ『図書館の達人・司書実務編pt.2機能する目録づくり』(紀伊国屋書店)が完成しましたのでご 紹介します。
 人文学部の柴田教授が制作に関わっておられる関係で附属図書館もロケ地の一つになりました。撮影中はご協力をいただき有り難うございました。今回のビデオの内容は図書館職員向けのものですが、利用者の方にも参考になりますので、是非ご覧下さい。カード目録コーナーやカウンターなど、見慣れた風景の中に友人・知人の姿があるかもしれません。
 なお、『図書館の達人』は、シリーズで発行されておりますが、図書館では、下記の6点をAVコーナーに備えておりますので、併せてご利用下さい。

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テキストにどう向き合うか

人文学部 遠山 敦

 三重大学に赴任して、二年が経とうとしている。今から思えば気楽だった非常勤講師や助手の時代に比べて、まがりなりにも“指導”教官として学生達に接する立場に立ってみると、今更ながら自らの未熟さと担うべき役割の困難さとが痛感される。演習や卒業論文の作成という場を通して、多くは形をとらず不定形なままに潜在している彼らの問いを共に問い、それがある明瞭な形をもった彼ら自身の自覚的な問いとして現われるまでの過程を共に歩むということは、予想を超えて難しいことであった。それは往々にして私自身の偏狭な考えの押し付けになり、また彼らが真に問いたい問題の核心にとって的はずれな方向へと向って、余計な混乱をもたらすだけに終わってしまうこともあった。
 こうした失敗や混乱は、もとより私自身の未熟さや不見識に由来するものである。けれども、そのことを十二分に自戒したうえであえて言うならば、学生自身のありかたにも疑問を感じざるをえないことがある。それは最終的には、己れにとって最も切実な問題はなにか、己れの究極の拠り所はなにか、己れは何を求めているのかと問う姿勢自体が、多くの場合極めて不明瞭だということにある。そしてそのことは、テキストヘ向う姿勢に端的に表れているように思われる。それは何かよそよそしい、己れと無関係な対象として扱われ、しばしば既成の概念にたよった表面的な分類・整理をもってテキストの理解としているようにすら見受けられる。そこには、テキストを己れの問題として引き受ける姿勢、いわばテキストへの“愛情”とでもいうべきものが希薄であると思われてならない。
 私は倫理学、及び日本倫理思想史を専門としている。それはわれわれ自身の倫理学への思索を、過去の思想を手懸かりとして、その批判的検討の上に行うことだといえよう。だが一方、倫理学を高度な理論的反省によって捉えられた倫理の自覚とすれば、明治以前の日本に倫理学はその正確な字義において存在しなかった。従って日本人の倫理を問おうとする時、その対象はある教理に関わる論説や註解にとどまらず、神話や物語・歌謡・演劇・随筆などをも幅広く言語表現における倫理の自覚形態として捉えてゆく必要がある。しかしこれらは一筋縄ではいかない手ごわさを持っている。
 例えば『徒然草』というテキストを繙く時、その非体系的な叙述は一見すると単に雑然たる所感の羅列に過ぎないかに見える。われわれはそこで、もう一度兼好になってその世界を生き、それを体系化してみなければならない。『平家物語』を読む時、それを単なる歴史的事件の叙述としてでなく、また「無常」という観念的意匠の形象化としてでもなく、それを語り享受した人々の思いに立ち返り、その心を自らのものとして“思い出して”みなければならない。そのことにおいて初めてテキストは、読み手自身に自らの倫理に対する自覚的対時をもたらし、読み手自身が気付かなかったさらなる問いの深みへと彼を誘うのではないか。そしてテキストの読解が、このように作品世界を再び生き、その世界を自らのこととして“思い出す”ことであるとすれば、それは決して読み手自身にとって関わりのない、よそよそしい行為ではありえないだろう。仮にその行為の身近さを“愛情”と呼ぶならば、そこに“愛情”は不可欠であろう。
 勿論こうしたテキストの内在的な読み方に対して、現在多くの疑義が寄せられていることは承知している。だがそうした批判も、広い意味で自らの問題関心と無関係な場所でテキストの読解という行為が成り立つことを説くものではないだろう。少なくとも、テキストを読むことが自らにとってどのような行為なのかという問題は、(私自身を含め)学生諸君に改めて深く考えて欲しいことがらであると思っている。

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目次速報配送の無料サービス

 エルゼビアサイエンスジャパンより、Contents Directサービスについて案内がありましたので、お知らせします。
 Contents Directは、Elsevier Science(Elsevier,Pergamon,North-Holland,Excerpta Medica)が発行する雑誌350点余から、希望のタイトル(複数可)の目次を発行の2〜4週間前に電子メールで配送してもらえる無料のサービスです。常に最新の研究をフォローでき、個人的なデータベースを作成することも可能です。
 主なタイトルには以下のようなものがあります。

 タイトルの一覧につきましては、e-mailにてCDhelp@elsevier.co.ukにご請求下さい。Contents Directへの申込みは、氏名、e-mailアドレス、住所、FAX番号、入手希望のタイトルを英文で記し、CDsubs@elsevier.co.ukへ送ることで可能です。

出力例
CONTENTS DIRECT FROM ELSEVIER SCIENCE

Journal            :Choas,Solitons & Fractals
Volume Number         :6
Issue Number          :12
Year              :1996
Anticipated Publication Date :21-DEC-96

Page No.2213-2228
Algebraic Geometry and Soliton Dynamics.
L MARTIN ALONSO,E OLMEDILLA MORENO

Page No.2229-2234
Positons and positon-like Solutions of the Korteweg-de Vrics and Sine-Gordon Equations.
M JAWORSKI,J ZAGRODZINSKI

Page No.2235-2260
Mechanical Systems Related to the Schrodinger Spectral Problem.
S RAUCH-WOJCIECHOWSKI

Page No.2261-2302
Nonclassical Symmetry Reductions of the Boussinesq Equation.
PA CLARKSON

Page No.2303-2314
Algebraic Representation of the Linear Problem as a Method to Construct the Darboux-Backlund Transformation.
J CIESLINSKI

Page No.2315-2328
Intergrability and Singularity Structure of Coupled Nonlinear Schrodinger Equations.
R RADHAKRISHNAM,R SAHADEVAN,M LAKSHMANAN

Page No.2329-2344
Origin of Quantum Group and its Application in Intergrable Systems.
A KUNDU

Page No.2345-2358
A New Approach to the Quantum kdv
B FUCHSSTEINER,AR CHOWDHURY

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入退館システム及び図書自動貸出装置について

 本年4月より上記のシステムを導入することになりました。
 入退館管理システムとは、開架閲覧室に入る時に、カードリーダーポストという装置に図書館利用券(貸出券)を読み取らせ、登録された利用者である場合のみゲートを開けて入室を許可するというシステムです。また、退室の際には現在と同じく、貸出処理のなされていない図書のチェックを行います。
 これにより、部外者は無断で入室できなくなり、受験生の席貸し問題の改善や、不審者の入室あるいは無断持出し等の防止についての有効な手段になると思われます。4月からは、入室の都度、必ず図書館利用券(貸出券)が必要となりますので、これまでより若干面倒になるところもありますが、御協力のほどお願いいたします。
 一方、図書自動貸出装置は、PSCという機械の所定の場所に図書及び図書館利用券(貸出券)をセットすることにより、現在、資料運用カウンターで係員が行っております貸出処理を、利用者自身の手で行っていただくというものです。ただし、係員による貸出処理も従来通り続けます。
 窓口の混雑の緩和、貸出処理の迅速化、利用者のプライバシーの保護、などのメリットが期待できます。
 この2つのシステムはバーコードしか読み取らないため、OCR文字を使用している現在の図書貸出券と図書IDラベルは利用できなくなります。このため在校生・教職員の方には、新しい図書館利用券(貸出券)を、現在の図書貸出券と交換という形で発行いたします。発行の時期等は別途掲示等でお知らせします。
 また、図書IDもバーコードのラベルに貼りかえる作業を行いますので、短い期間ですが、図書の利用の制限を行うことになります。ご不便をおかけしますが、御了承下さい。

入退館管理システム  図書自動貸出装置
   

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大学図書館界の動き

 附属図書館に関係する諸会議につきましては、運営委員会の席上でも報告しておりますが、改めて平成8年度の主な議題や報告書のタイトルを掲げてみることで、大学図書館を取り巻く状況の一斑をご紹介いたします。

外国雑誌センター館会議(平成8年7月1日)
 センター館(医学生物学系:大阪大学・東北大学・九州大学、農学系:東京大学・鹿児島大学、理工学系:東京工業大学・京都大学、人文社会科学系:一橋大学・神戸大学の9大学)発足から19年経過し、今後のセンター館のあり方について議論された。

第43回国立大学図書館協議会総会(平成8年7月3日〜7月4日)
 各地区協議会から持ち上げられた協議題は以下のとおり。

『大学図書館における電子図書館的機能の充実・強化について(建議)』(学術審議会、平成8年7月29日)
 平成4年7月の学術審議会答申『21世紀を展望した学術研究の総合的推進について』において、大学図書館の機能強化の緊要性が強調され、試行の推進が提言された電子図書館化が、4年後の現在、現実の課題となっているとして、大学図書館が如何に「電子情報を収集・作成・整理・保存し、ネットワークを介して提供するとともに外部の情報資源へのアクセスを可能とする機能をもつもの」と定義される電子図書館の機能を整備していくべきか、その基本的考え方と必要な方策等について述べられている。
 電子図書館的機能整備へのビジョン策定と実現には、学内の情報関連施設と緊密かつ柔軟な関係を構築する必要がある等と、随所に情報処理センターとの連携の必要性が強調されている。
 又、これを受けて国立大学図書館協議会も平成8年8月に、(1)図書館資料購入費の増額(2)電子図書館的機能の強化充実(3)大学図書館職員の問題(4)大学図書館が所蔵する学術研究資料の保存対策の4点について文部大臣に『大学図書館機能の強化・高度化に関する要望書』を提出しております。

『資料の紙質劣化の対策について(要望)』(学術審議会、平成8年10月)
 国立大学図書館協議会では、平成元年以来、「酸性紙」による資料の劣化調査を行っており、平成6年現在で主要な国立大学において10,488点の劣化資料の存在が確認されておりますが、学術審議会は、国公私立を問わない徹底した劣化状況の調査実施と劣化判明資料のマイクロフィルム化、ディジタル化を強く要望している。

 ここで、紹介しました資料をご覧になりたい方は、参考調査係までお申し出下さい。

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著書寄贈

東 廉(訳)人文学部教授

河合 優年、松井 惟子(共編)医療短期大学部教授 川邉 洋(分担執筆)生物資源学部助教授 小林 淳(分担執筆)工学部助手 田口 寛(分担執筆)生物資源学部教授 谷山 鉄郎(分担執筆)生物資源学部教授 松田 延一(著)三重大学名誉教授 山口 和世(共訳)元・人文学部非常勤講師 山田 光男(分担執筆)人文学部教授 渡邉 悌爾(分担執筆)人文学部教授

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主要日誌

10月24日(木)
 東海地区大学図書館協議会講習会(平成8年度第1回)(於:名古屋大学)萩野参考調査係長出席
10月30日(水)
 平成8年度第1回三重県図書館協会ネットワーク部会(於:三重県立図書館)河崎情報サービス課長出席
11月27日(水)・28日(木)
 第9回国立大学図書館協議会シンポジウム(於:名古屋大学)河崎情報サービス課長、横山資料運用係長、樋本参考調査係員出席
12月2日(月)
 平成8年度第1回附属図書館自己点検・評価委員会開催
12月4日(水)
 東海地区大学図書館協議会講習会(平成8年度第2回)(於:愛知淑徳大学)河谷目録情報係員出席
12月11日(水)
 東海地区国立大学図書館協議会事務連絡会(於:名古屋大学)石倉事務部長、藤森情報管理課長、河崎情報サービス課長出席
12月12日(木)
 平成8年度学術情報センターシンポジウム(於:大阪府立中央図書館)岩田目録情報係長、荻野参考調査係長出席

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三重大学附属図書館報 No.96
1997年2月20日 三重大学附属図書館発行
津市上浜町1515 TEL 059-232-1211 FAX 059-231-9086