「学塔」No. 98

(1998. 2. 25 発行)

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三重大学附属図書館報「学塔」


本号の内容


人間は一体何をしてきたのか?

工学部 堀 孝正

 暑い夏の訪れとともに、また8月15日の終戦記念日がやってきた。第2次世界大戦が終わった日である。当時国民学校1年生であった。幼い日のことが走馬灯の様に思い出される。終戦記念日に近い8月1日夜に「孝ちゃん、起きられ、富山が焼けとっちゃ」との母の声に起こされ、村はずれにつれて行かれて見た光景は、今でも忘れることができない。月夜というのに、大きな太陽が沈むときのように、真っ赤な夕焼け空、富山の町が炎に包まれている。上空には今、空襲を終えて立山の方に向かって帰途につくB29爆撃機の大編隊。炎の光を受けてはっきりと機影が見える。村の人々の怒り、どうしようもないむなしさと無念さを幼な心に感じたものである。多くの人々が亡くなり、家、財産を失った人は数知れない。富山市だけが爆撃を受けたのではない。日本中至るところの都市が爆撃を受けて焼かれ廃墟になった。爆撃する側には、地上で逃げまどい、死んで行く人の痛みはわからない。戦争は誠に非人間的で非情なものである。
 一般市民の大量虐殺を目的に爆撃を冷酷にも計画し実行するのも人間、爆弾を落とすのも人間、下で焼け死ぬのも人間である。敵地で銃撃し合い殺し合うのも人間である。戦争は殺し合いである。生きるか、死ぬかの場である。それぞれが国益をかけて、国の存続をかけて戦っているのだから中途半端ということはありえない。ありとあらゆる極限悪、すなわち殺人、略奪、放火、拷問、暴行、強姦などが戦場では正当化されるのである。戦争が終わって敗者にその罪を問うのは理不尽にもいつも勝者である。日本人だけでも第2次世界大戦で約300万人が死んだ。しかし日本も近隣諸国に武力侵略し、戦場とし、都市を爆撃し、多くの民衆を戦争に巻き込み、殺してきたのである。日本も加害者であったことを決して忘れてはならない。
 日本にとっての第2次世界大戦は、大東亜共栄圏を設立するという美名のもとに日本が天然資源、エネルギー資源を求めてアジアの近隣諸国を武力侵略したこと、それが欧米諸国の権益の源である植民地への侵略につながったことがその発端ではなかったか。戦争は相手があって起こるものである。お互いの権益と権益が衝突するところには、たえず紛争や戦争の危険がある。人類はその危険を取り除くためのルール、方法をまだ確立していない。過去の歴史は、平和な時代は戦争の準備期間にすぎないことを示している。現在は確かに平和である。平和であるからこそ日本の経済力でもって天然資源、工ネルギー資源はもとより飼料、食糧までも、豊富に購入することができ、我々の生活レベルは世界最高のレベルに達している。しかし、エネルギー資源や食糧の輸入が何らかの理由で、とだえたら日本はどの様な行動をとるのだろうか。
 我々は、戦争はしたくない、しないと断言している。憲法第9条にもそう規定している。しかし、エネルギー資源や食糧が日本国内で本当に枯渇したらどうなるのだろうか。そのために日頃どんな準備をしているのだろうか。
 世界の人口は現在60億人近くである。毎年1億人近くの人口が増加する。学生諸君が老人になる頃には100億人に達する。この地球で、自然環境を維持しながら100億を越える人口を養うことができるのだろうか。天然資源、エネルギー資源は我々の現状の文化的な生活を維持し、開発途上国の人達も我々に近い生活ができるのに充分なのだろうか。現在のような資源の浪費が続けば、答えは「No」である。将来エネルギー資源、食糧などが世界に公平に分配されなければ、どんなことが起こるのだろうか。
 過去にあったことすなわち、戦争が将来においても起こり得るのである。人間は、有史以来どれだけ進歩発展したのか。人間の遺伝子は先祖代々受け継がれて、その時代の勝者と適応者だけが生き残ってきている。我々は先祖の人々と、本質において何も変わらないのである。
 私の父は兵士として敵地で戦った。父は92才で亡くなったが、死の間際まで戦場で敵兵に銃をつきつけられた時の恐怖を語っていた。父は生きて還ってきたから運がよかった。還ってきて何事もなかったかのように、先生としての仕事を続けた。人間は簡単に、状況に適応し、生きて行ける、変われるのである。
 戦争末期から終戦直後にかけては、日本国内では食糧が不足し、配給制になった。配給になった米だけを食べて餓死した人がニュースとなった。多くの人は物々交換で、ヤミ米を食べて生きていたのである。私の住んでいた富山の田舎でさえ、病虫害で満足に米がとれず、とれた米も強制的に供出させられ、満足に白い御飯が食べられなかった。国民学校1年生の時の写真は、目がギョロリで、細い裸足で、飢餓状態そのものである。おやつに、大根、きゅうり、人参、砂糖きびをかじったものである。西瓜泥棒が横行した。乞食も泥棒もたくさんいた。人間は切羽詰まれば生きるためには何でもするものである。事の善悪などどうでもよいのである。
 戦争中は、全ての人が戦争のために動員された。父の世代は鬼畜米英撃ちてし止まむと一糸乱れず戦った。滅私奉公は国家に尽くすだけでなく、敵から親しい家族、友達、国土を守るために、自分を犠牲にすることでもあった。その当時の人々は、一生懸命に生き、それはそれで幸せだったのである。
 英語も敵国語ということで使用も教育も禁止したのに、一旦戦争に負けてしまった後では、何を臆すること無く英語教育を再開したのである。米英など戦勝国に従順に従ったのである。
 人間は状況、環境により簡単に生き方を変えることが出来る。時には慈悲深くもあれば、悪魔にもなりうる。だから人間は恐ろしいのである。私が言いたいのは、人間というのは変わりうるということである。この人間の本質は昔も今も変わっていないと思うからこそ、人間とは何かをよく知っておく必要があるのである。それを知ることが自分がどう生きていったらよいかの指針になる。誰しも戦争の過去は繰り返したくない。しかし繰り返さないためには大変な努力が必要なのである。平和は決して人から与えられるものではない。学生諸君は平和な時代に生き平和を当然のように思っているかも知れないが、多くの人々が血を流し、汗を流し、又涙を流した結果であることを忘れないでほしい。
 戦争は、人間を極限状態におく。極限状態では、人間の本質が現れる。人間を知る上で非常に参考になるので是非下記の本を読んでみて欲しい。二度と戦争を繰り返さないためにも、将来どうしていったらよいのか、諸君自身で、自分なりの答えを見つけるためにも。

1.「夜と霧−ドイツ強制収容所の体験記録−」V.E.フランクル著霜山徳爾訳(みすず書房)
 この本は、自らユダヤ人としてアウシュヴィツ収容所に囚われ、奇蹟的に生還した心理学者フランクル教授の体験記である。限界状況における人間の姿の記録である。人間がどの様な心理状況で、どの様な行動をとるものなのか、が述べられている。人間は如何に弱く、また強く、非情で残酷かが描かれている。本文は一個人の体験記から記述されたものであり、これをさらに全体的に補うため、第2次世界大戦後、イギリス占領軍の戦犯裁判法廷の法律顧問であったラッセル卿の記述による、強制収容所で何が行われたかの解説が付け加えられている。

 「夜と霧」は1941年12月6日のヒットラーの特別命令である。非ドイツ国民で、占領軍に対する犯罪容疑者、及びその家族を強制収容所に送ることが出来るとするもので、これにより控え目に見ても、800万人がドイツが設けた強制収容所で死んだといわれる。ヨーロッパのユダヤ人の2/3以上が殺された。アウシュヴィツ収容所だけで虐殺された人数は300万人ともいわれる。人間の知る限りのありとあらゆる非人間的な行為が、快楽を伴って実行されたのである。

2.「野火」大岡昇平著(新潮文庫)
 本の書き出しは次の様である。
 私は頬を打たれた。分隊長は早口に、ほぼ次のようにいった。「馬鹿やろ。帰れっていわれて、黙って帰って来る奴があるか。帰るところがありませんって、がんばるんだよ。そうすりゃ病院でも何とかしてくれるんだ。中隊にゃお前みてえな肺病やみを、飼っとく余裕はねえ。見ろ兵隊はあらかた、食糧収集に出動している。味方は苦戦だ。役に立たねえ兵隊を、飼っとく余裕はねえ。病院へ帰れ。入れてくんなかったら、幾日でも座り込むんだよ。まさかほっときもしねえだろう。どうでも入れてくんなかったら死ぬんだよ。手榴弾は無駄に受領してるんじやねえぞ。それが今じやお前のたった一つの御奉公だ。」敗北が決定的となったフィリピン戦線で肺病に冒され、わずか数本の芋を渡されて追い出された田村一等兵が、野火の燃えひろがる原野をさまよう。敵兵から身を隠し極度の飢えに襲われ、屍体の血を吸った蛭まで食べた。「俺が死んだら、ここを食べてもいいよ」といった戦友の屍体に目を向けた。……

これは小説である。しかし、南方戦線から生還した人は多くを語らないが、この様なことは現実に起こったことと推察される。自分もこの様な状況に追い込まれたらどうするのであろうか。人間とは何かを深く考えさせられる。

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知識を探求する心

生物資源学部 王 秀崙

三重大学で教鞭を取って早くも7年過ぎた。講義を幾つか担当させていただいているが、先ず驚いたのは、小さな教室も大きな教室も学生が後部の方に詰め寄って座り、前列は空いていることである。この風景を見ると思わず自分の大学時代の出来事を思い出す。私は大学まで中国で教育を受けた。大学時代には多くの授業が大教室で行われた。120人ぐらいの大教室なので、先生の声がよく聞こえ、黒板が見えるために、前列に座れるようにいろんな方法を考えた。1時限目の授業の場合は食事の前に早く教室に行って座布団を置いて席取りをするわけである。2時限目以降の授業の場合、教室が変わる、移動する必要があるので、速く走って次の教室に駆けつける。たまにその教室ではまだ前の授業が終わっていないときもある。私たちは前列の席を取ろうと焦る気持ちで廊下でしゃべったりして待つ。まだ授業中の教室の中の学生にとっては騒がしくて先生の声がよく聞こえない。したがって彼らは苛立つわけである。そこで授業が終わったら前列の席を取るために一生懸命教室の中へ押し込もうとする私たちと、教室の中からなだれを打って出ようとする彼らと衝突して、大喧嘩となり、殴り合いをした事もあった。とにかく教室の前列を巡っていろんなことがあった。1978年当時、文化大革命が終わり、大学入学試験が10年ぶりに復活した。始めての全国統一大学入学試験に合格して入学した者にとって、それまで勉強できなかった部分を取り戻そうとして、一生懸命勉強しようとそれしか頭になかったのである。知識を身につけなければ世の中に通用しないと思って懸命に努力した当時の勉学の雰囲気が懐かしい。何処の大学でも、カリキュラムはそれぞれの専門に合わせて組まれているので、カリキュラムの科目の内容を全部必要なものとして身に付けなければならないと思わなければならない。大学在学中、カリキュラムに組まれた基礎と専門知識が絶対必要だと思う者がどのぐらいいるかははなはだ疑問である。とにかく目的は単位をもらうことに的を絞っている者は少なくないと私は感じている。一旦卒業して社会人となり、専門の仕事に携わってはじめて大学時代で学ぶべき知識の必要性を感じ、大学でもっと真面目に勉強しておけばよかったと後悔する人が相当多いと思われる。しかし時既に遅し、社会人となってから勉強する時間はない。そこで後悔しても仕方がない。
 次に勉強の方法について私見を述べさせていただきたい。授業を聴いてから一度テキストを読む習慣をつけてほしい。先生はテキストをそのまま講義するのではなく、自分の経験やテクニック等を交えて講義しているので、テキスト以上に貴重であると思う。ただテキストに如何に記述してあるかを知る必要がある。従って、先生の講義とテキストと両方ともに重要であると認識しなければならない。テキストのある章節まで講義が進んだら、それまでの内容に関する演習問題を全部解いて、学んだ内容に対する理解を深めることを勧めたい。自分の講義経験から、割り当てられた問題しか解かない学生がほとんどで、当てられなければ何もしないという学生が多い。また、授業への出席についても出席で単位を稼ごうとする者が結構いる事実は否定できない。本来講義を受ける目的は知識を身につけることにあるので、出席云々より、試験に良い成績を取ればそれで目的を達成することになる。試験の成績が悪ければ、皆出席しても意味がないと私は思っている。従って、出席は取りたくはない。自分の大学時代に出席を取られたことはなかった。もし、先生に授業に出席しなくても単位をあげるからと言われるとしても、きっと怒るであろう。何故なら出席の目的は新しい知識を吸収することにあると皆認識しているからである。出席していても先生の講義を聞かなければ、全く意味がない。何かの事情で出席できなくても自分で勉強してきちんとできればそれで良いのではないかと思う。問題は授業以外の時間に勉強するかどうかにある。楽に単位が取れることばかり考える学生がいることも否定できない。学生の時代には知識の必要性を感じない場合が多い。本人が気づいた時には既に遅い。学生の時に強制的であっても勉強しておいたほうが間違いない。今は嫌かも知れないが、心から感謝する日が必ず来ると確信している。

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CD-ROMサーバーへの接続

 図書館では、現在CD-ROMサーバーにより、ERIC(教育学分野)、PAIS(公共政策分野)、CAonCD(化学、化学工学分野)の3種の文献情報データベースを学内LANを通じて提供しております。
 ERICとPAISの概要につきましては、既に「学塔」No.94でお知らせしたところですが、CAonCD(Chemical Abstracts on CD-ROM)は、アメリカ化学会(ACS)のCAS(Chemical Abstracts Service)より製作されるデータベースで化学および化学工学全分野にわたる、世界中の9,000点以上の雑誌および会議録・特許・学位論文等を収録対象とするものです。冊子体で発行されているChemical AbstractsのCD-ROM版で、当館では1996年版から継続購入しています。1996年までは冊子体も購入しておりましたが1997年からは中止しております。
 CAonCDの利用法につきましては、1997年7月2日に情報処理センターの教育端末室をお借りして(株)化学情報協会から講師を招き講習会を開催しました。その時に使用しましたテキストの残部がありますので、必要な方は参考調査係(内線2208)までお申し出下さい。
 (株)化学情報協会のテキストは画面操作が主体になっておりますので、データベースの特徴や内容の説明を補うものとして「CD-ROM版 Chemical Abstracts CAonCD の使い方」と題する記事が2月末に発行予定の情報処理セン夕一の「広報」に掲載される予定になっておりますので関心のある方はご覧下さい。
 ERIC,PAISの2種とCAonCDは検索ソフトが違うため、検索方法や接続方法が異なります。又、運用方法も異なりますのでクライアント側の設定にも違いがあります。

クライアント側のメモリー等の条件

ERIC,PAIS

CAonCD(推奨値)

 以下に、Windows版での設定法(図版省略)を掲げますが、ERIC,PAISおよびCAonCDの接続法・インストール法については簡単なマニュアル(Windows版、Mac版)をそれぞれ用意しておりますので、係までご請求下さい。ユーザー名、パスワードはその時にお知らせします。又、CAonCDをご利用になる方にはご使用になるコンピュータ名(ホスト名)とCD-ROMの枚数が増えるごとに通知するためのメーリングリスト用にE-mailアドレスをお伺いします。
 なお今後、検索ソフトのバージョンアップや機器の構成変更等により現在の接続法や設定を変更する場合があるかもしれませんが、ご了承願います。


クライアントの設定手順

ERIC、PAIS

 ネットワークの設定は済んでいることが前提ですが、念のためにTCP/IPの設定を確認しておいて下さい。(winipcfg等のコマンド利用)

[1]<lanroot>(通常 \windows)に下記の手順でlmhostsファイルを作る。
(1)\windows\lmhosts.sam(サンプルファイル)を開いて下記の2行を書き込む。

133.67.18.4 hades #DOM:lbrary
133.67.18.4 cdserver #PRE#DOM:library

(2)〔名前を付けて保存〕する時にlmhostsの名前でセーブする。(セーブ後、コンピュータを再起動)

(3)スタートボタンから検索(他のコンピュータ)を実行してhadesというコンピュータ名が表示されるか確認する。

[2]コントロールパネル→ネットワーク→MSネットワーククライアント→プロパティ
 NTドメイン名をlibraryにしてコンピュータを再起動する。

[3]ネットワークパスワードの入力を求められます。(小文字で入力して下さい。)
 ユーザー名(    )+パスワード(    )
 windowsパスワードの設定。
 新しいパスワード(********)
 新しいパスワードの確認(    )
 キャンセルしてスキップして下さい。

[4]エクスプローラのツール〔ネットワークドライブの割り当て〕によりドライブにマウントする。
 E:\\cdserver\silver
(ドライブレターは使用していないものなら適当なもので可)

[5]エクスプローラにマウントされたドライブが表示されるので、それをダブルクリックして、表示されたフォルダの中からWwb5、Software、Winspirs2、Disk1の順にダブルクリックしていき、Disk1フォルダの中のSetup.exeを起動して、インストールを開始する。インストール中のメッセージには下記のように答えていって下さい。

1.Workstationを選択
2.パスは、C:\WINSPIRS
3.セッティングは、とりあえずDefault Settings
(後からでも変更できます)
[6]Windows95内のWinspirsフォルダの中のWinspirs.iniファイルを編集。
 [CORE]セクションに下記の1行を追加。(コロンとセミコロンに注意)
 DRIVES=E:\ERC5;E:\ERE5;E:\ERF5;E:\PAA5;(ドライブレターは、[4]で使用したものに合わせます。)


CAonCD

 TCP/IPの設定を確認しておくことは、ERIC、PAISの設定と同じです。
[1]<lanroot>にlmhostsファイルを作る手順もERIC,PAISと同じですが、書き込むのは、下記の1行ですみます。
 133.67.18.4 hades #DOM:library

[2]から[3]もERIC,PAISと同様です。

[4]ログインに成功すれば、ネットワークコンピュー夕のアイコンをダブルクリックすると、hadesという名前のコンピュータが見えます。
 hadesのアイコンをダブルクリックすると、apps,ca961,ca962,ca963……等の共有しているファイルの一覧が見えます。

[5]エクスプローラのツール〔ネットワークドライブの割り当て〕によりリモートドライブにマウントする。(ドライブレターは使っていないものを適宜使用して下さい。)

F:\\hades\apps
G:\\hades\ca961
H:\\hades\ca962 z
I:\\hades\ca963
J:\\hades\ca964
K:\\hades\ca971
L:\\hades\ca972
M:\\hades\ca973
N:\\hades\ca974

[6][CAonCD のインストール] 初回のみ。
 [5]でマウントしたドライブ(この場合はF)のアイコンをダブルクリックし、右側のAppsフォルダをダブルクリックすると、Cacdnetフォルダが現れます。
 Cacdnetフォルダをダブルクリックして開くと、ファイルー覧の中にnetuser.exeというアイコンがありますので、これをダブルクリックします。
 インストールが始まり、CD on CDダイアログボックスが表示されます。以下、各ユーザーの環境にあわせて、画面の指示のとおり進めて下さい。

 最終的に起動コマンド cacd.exe のショートカット・アイコンが作成されますので、これをデスクトップに置いておけば、次回からはこれをダブルクリックするだけで CAonCD が立ち上がります。

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Biological Abstracts 購入中止

 1998年よりBA(Biological Abstracts,冊子体)の購入を中止し、新たにCC(Current Contents)のCD-ROM版3部門を購入することになりました。
 CCは世界の重要雑誌、約7000タイトルの目次と論文の抄録(一部を除く)を収録するもので7部門にわかれています。速報性の点で特に優れており、本学でも一部の研究室で利用されています。今回購入する3部門の収録雑誌タイトル数は次のとおりです。

  1. Life Sciences.(医学・生化学)
    1373タイトル
  2. Agriculture,Biology and Environmental Sciences.(農学・生物学・環境科学)
    967タイトル
  3. Physical,Chemical and Earth Sciences(物理・化学・地球科学)
    923タイトル
 CCのCD-ROM版は館内に設置する専用パソコンにより検索利用できますが、ネットワーク対応ではありませんので、学内LANを利用した研究室等からの検索はできません。ご不便をおかけしますが、図書館に来館してご利用下さい。

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コイン式コピー機設置

 平成10年1月から1階複写室に従来のプリペイドカード式コピー機2台に加え、コイン式コピー機を1台増設しました。
 これは、プリペイドカードをお持ちでない学外者の方などの利用の便宜をはかるため設置したもので、料金はプリペイドカード式と同じく1枚10円です。

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寄贈図書

阿閉義一(著)工学部教授
高等物理学教程:代数・幾何編.三重学術出版会.1997.4
岩本美砂子(分担執筆)人文学部教授
フェミニズム:ワードマップ/江原由美子、金井淑子編.新曜社,1997.9
加藤忠哉(著)工学部教授
高分子の表面・界面.共立出版,1995.6(高分子サイエンス One Point;8)
川口祐二(著)非常勤請師
潮風の道:海の村の人びとの暮らし.ドメス出版,1997.7
河合優年(著)教育学部教授(医療短期大学部教授)
乳幼児期の視覚運動発達.風間書房,1997.3
河崎道夫(著)教育学部教授
発達を見る目を豊かに:憧れとささえをはぐくむ保育.ひとなる書房,1997.6
木村光雄(著)名誉教授
自然の色と染め:天然染料による新しい染色の手引き.木魂社,1997.4
松田延一(著)名誉教授
国民生活の向上と生活水準の平準化傾向.第5部,都市と町村(一).松田延一,1997.6
国民生活の向上と生活水準の平準化傾向.第6部,都市と町村(二).松田延一,1997.9
目崎茂和(分担執筆)人文学部教授
謎のサルタヒコ/鎌田東二編著.創元社,1997.10
村瀬澄夫(著)医学部助教授
インターネット・メディカル・レビュー.チーム医療,1996.8
中川正(共著)人文学部助教授
文化地理学入門/高橋伸夫[ほか〕著.東洋書林(発売:原書房),1995.10
ルイジアナの墓地:死の景観地理学.古今書院,1997.2
中田康行(訳)教育学部助教授
言語学概説/ディヴィッド・クリスタル.南雲堂,1991.6(不死鳥英語学叢書)
中田康行(著)
応用英語学の研究:知的連鎖思考からの発想.晃洋書房,1997.5
小川眞理子、服部範子、小田敦子(共訳)人文学部教授、同助教授、同助教授
ヴェールをとる科学:科学と女性性/L.J.シェパード著.誠信書房,1997.5
齋藤弥八(共著)工学部助教授
フラーレンの化学と物理/篠原久典、齋藤弥八著.名古屋大学出版会,1997.1
妹尾允史、鈴木泰之(共著)工学部教授、同助教授
よくわかる電子機械基礎.オーム社,1997.2
芝正己(共訳)生物資源学部助教授
豊かな森ヘ:自然保護とエコロジーの1990年代の最先端技術/The National Board of Forestry Sweden; 神崎康一〔ほか〕訳.こぶとち出版会,1997.3
柴田正美(改訂)人文学部教授
大学生と図書館/日本図書館研究会編集.第3版/柴田正美改訂.日本図書館研究会,1997.1
田口寛(分担執筆)生物資源学部教授
コーヒー健康法.マキノ出版,1997.8(Makino mook)
谷山鉄郎(分担執筆)生物資源学部教授
未未への提言:青少年へ贈る言葉.文教図書出版,1997.9
三重大学出版会〔三重学術出版会〕(出版)
政府の経済活動と市場機構:公共支出、税およびインフレーション/焼田党.三重学術出版会,1997.1

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主要日誌

4月18日(金)
平成9年度東海地区国立大学図書館協議会総会(於:名古屋大学)中田図書館長、石倉事務部長、隅田情報管理課長、河崎情報サービス課長出席
5月13日(火)
平成9年度第1回附属図書館運営委員会開催
5月27日(火)
平成9年度国立大学附属図書館事務部課長会議(於:東京医科歯科大学)石倉事務部長、隅田情報管理課長出席
6月5日(木)
平成9年度三重県図書館協会総会(於:三重県総合文化センター)隅田情報管理課長、谷口専門員出席
6月16日(月)
三重県大学図書館連絡会議(第18回)(於:皇學館大學)河崎情報サービス課長、谷口専門員出席
6月25日(水)〜6月26日(木)
第44回国立大学図書館協議会総会(於:京都市勧業館)中田図書館長、石倉事務部長、隅田情報管理課長出席
7月8日(火)
平成9年度第2回附属図書館運営委員会開催
7月10日(木)
第51回(平成9年度)東海地区大学図書館協議会総会(於:浜松医科大学)中田図書館長、石倉事務部長、河崎情報サービス課長、豊田資料受入係長出席
7月14日(月)〜8月1日(金)
平成9年度大学図書館長期研修(於:図書館情報大学)村山参考調査係主任出席
7月14日(月)〜7月16日(水)
平成9年度学術情報センター目録システム地域講習会<図書コース>(於:名古屋大学)川原目録情報係員出席
7月22日(火)〜7月24日(木)
平成9年度学術情報センター目録システム地域講習会<雑誌コース>(於:名古屋大学)樋本資料受入係員出席
8月27日(水)〜8月29日(金)
平成9年度図書館等職員著作権実務講習会(於:広島大学)後藤資料運用係員出席

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三重大学附属図書館報「学塔」 No.98
1998年2月25日 三重大学附属図書館発行
津市上浜町1515 TEL 059-232-1211 FAX 059-231-9086