GAKUTO : Bulletin of Mie University Library
Special Issue No.1  2002. 2. 21

DIGITAL
LIVE

特集:

EJとWoSに関するFAQ
追加・最新情報

EJ=電子ジャーナル WoS=Web of Science


 Contents

 EJとWoSに関するFAQ(追加・最新情報)

 学部等における新サービス説明会実施状況
 WoS利用統計(2002年1月)
 EJ&WoSを10倍使いこなす!(利用講習会)

Q.1 WoSには非英文誌や学会誌は含まれますか?
ページのトップ

A.非英文雑誌や学会誌も含まれています。

 WoSの収録基準には、「内容やレベルといった一般的な評価基準に加えて、Impact Factor(引用影響度*)による客観的評価が高いこと」「書誌事項、引用情報、Abstractが英文であること」が挙げられています。したがって、収録誌は英文雑誌が中心ですが、文献の本文が英語以外でも、引用影響度が高く、書誌事項などが英文で書かれている雑誌や学会誌は収録対象となります。
 具体的には、日本で出版された英文雑誌(例えば"Japanese Journal of Physiology")やドイツで出版された英文雑誌(例えば"Mathematische Zeitschrift")などが収録されています。

*Impact Factor:ある雑誌に掲載された論文がどれだけ引用されたかによる、雑誌の計量書誌学的分析手法による評価

Q.2 EJは大手出版社のみで、学会誌などは入っていないのですか?
ページのトップ

A.学会誌なども電子ジャーナル化されているものが数多くあります。

 三重大学が2002年に新たに導入した電子ジャーナルは、大手出版社系(Academic Press, Elsevier Science, Springer)のものですが、この他にも学会が独自で発行している電子ジャーナルが利用できます。 例えば冊子を購入しているAPS(American Physical Society)の"Physical Review"やAMS(American Mathematical Society)の"Journal of the American Mathematical Society"などは、過去数年分の電子ジャールが見られようになっています。ただし、多くの学会は、それより古いバックナンバーを見るためには別契約が必要です。
 電子ジャーナルアクセスサービス(http://www.lib.mie-u.ac.jp/ej/)の出版社別リストのETC(その他)でタイトルリストがご覧いただけます。また、NII(国立情報学研究所)が試験提供するOUP(Oxford University Press)の電子ジャーナルもご利用いただけます。なお、日本語の学会誌については次項をご参照ください。

Q.3 日本語のEJは提供されないのですか?
ページのトップ

A.NII(国立情報学研究所)の電子図書館サービスで無料トライアルを実施中です。

 NII(国立情報学研究所)の電子図書館サービスは、これまで登録利用者のみの従量課金制でしたが、現在、大学ごとの固定料金制によるトライアルサービスを実施中ですので、ぜひご利用ください。(URL:http://webfront2.nii.ac.jp/ 期間:3月25日まで)
 収録雑誌は人文・社会・自然科学の各分野にわたり、約80の学会が発行する約220誌(URL:http://www.nii.ac.jp/service/teigaku/elslist.html)が提供される予定です。本学においては、平成14年4月以降の本サービスを導入するよう、検討中です。

Q.4 人文社会科学系のデータベースやEJは導入しないのですか?
ページのトップ

A.附属図書館運営委員会(電子図書館専門委員会)で検討し、効果的なものを選択・提供していく予定です。

 文献情報データベース(WoS)に関しては、Science部門(1997年以降)のみの利用となっています。WoSには"Arts & Humanities"と"Social Sciences"という人文・社会系部門もあり、これを導入することが一案として挙げられます。WoS以外でも、適当と思われる文献情報データベースがありましたら、ご推薦くださいますようお願いいたします。
 電子ジャーナルに関しては、2002年より導入しました大手出版社系(Academic Press, Elsevier, Springer)のサービスに人文社会科学系のものが含まれています。今後、出版社ごとの導入を検討する中で、できるだけ人文社会科学系の電子ジャーナルも増やせるよう、検討していく予定です。

学部等における新サービス説明会実施状況
ページのトップ

[大学改革会議終了後(2002/01/24 16:00-)]14名
 学長ほか会議出席者に対して概要説明とデモンストレーションを実施。

[工学部教授会終了後(2002/02/13 14:00-)]約70名

[生物資源学部教授会終了後(2002/02/13 15:30-)]約30名

[今後の予定] 教育学部教授会終了後(2/21)、人文学部教授会終了後(3/6)、医学部(未定)

WoS利用統計(2002年1月)
ページのトップ

  接続回数検索回数平均接続時間
合計8711,968-
1日平均296615'56''

 
EJ&WoSを10倍使いこなす!(利用講習会)
ページのトップ

 平成14年度より、電子ジャーナルと"Web of Science"をより使いこなしていただくための講習会を集中的に実施していく予定です。教官向け、大学院生向け、ゼミや講座単位など、ご要望に合わせた形での講習会もコーディネイトさせていただきますので、ぜひご活用ください。
 詳細は附属図書館ホームページ(URL:http://www.lib.mie-u.ac.jp/)の"「学塔」特別号 Digital Live"や"情報リテラシー"などで追ってお知らせいたします。


編集責任:三重大学附属図書館参考調査係 Emailsanko@lib.mie-u.ac.jp
[最終更新:2002/02/21]


[Digital Liveの目次に戻る] [学塔の目次に戻る]