情報リテラシー教育支援講習会について

 附属図書館では、これまで実施してきた図書館ガイダンスや情報検索講習会などの従来型の利用者教育を、広く全学的な情報リテラシー教育の一環として捉え直し、コンピュータやネットワークを活用して教育や研究に必要な情報を効率的に入手する技術を修得するための利用者支援サービスとして提供することを目指しています。そのため、平成13年度から、館内で定期的に開催してきた講習会等に加えて、授業や研究室からのご要望に応じて、図書館スタッフが講義室等に出向いて開催する形式の「情報リテラシー教育支援講習会」を実施することにいたしました。
 授業等の場で活用していただきやすいように講習会メニュー(下記)を作成しておりますが、実際の講習内容については、授業の目的や受講生に応じたきめ細かな対応が可能となっています。講習会場についても、講義室や研究室にパソコンやプロジェクタを持参する出張講習や、情報処理センターや共通教育の教育用端末室で実習を行う講習など様々な形態で実施いたします。図書館の情報検索コーナー(Lib-Frontier)や視聴覚室をご利用いただくこともできます。また、授業だけでなく、研究室やゼミナール単位でのお申し込みも受け付けております。
 幸いにも、事業開始初年度であるにも関わらず、本講習会の意義をご理解いただき、既に多くのお申し込みをいただいております。特に、学部の導入教育や共通教育の「情報科学基礎」等の授業でご採用いただいたことから、今年度の新入生(約1,360名)については、その大部分が、図書館ツアーやOPACの検索方法という基本的な講習を受講いただいける見込みとなりました。入学後の早い時期にできるだけ多くの新入生に図書館の基本的な利用方法を身に付けていただきたいと考えておりましたが、このような形でその目標が実現できたことは、図書館スタッフにとりましても大きな励みとなっております。さらに、卒業研究や修士論文の作成を控えた学生を対象とした、ゼミナール単位、研究室単位でのお申込みも増えております。
《教育用端末室での講習会》 《講義室での講習会》
講習会の様子1 講習会の様子2

 情報リテラシー教育支援講習会については、講習会の内容や申込書、申込受付状況や受講生に対するアンケートの集計結果などを図書館ホームページ(http://www.lib.mie-u.ac.jp/ILN/iln.html)にも掲載しておりますので、是非ご一読いただき、授業等でご活用いただきますようお願いいたします。

【情報リテラシー教育に関するお問合せ先】
 附属図書館情報サービス課参考調査係(内線:2208/電子メール:sanko@lib.mie-u.ac.jp)

附属図書館情報リテラシー教育支援講習会メニュー

No講習会名称所要時間内 容
1図書館ガイダンス30分図書館の資料や設備を見学しながら図書館の基本的な利用方法についてツアー形式で説明します
2三重大学OPAC検索(文系)30分三重大学のオンライン蔵書目録検索システム(OPAC)の利用方法を修得します
3    〃    (理系)30分
4他機関のOPAC検索(文系)30分NACSIS Webcatなど、他機関のOPACの検索方法を修得します
5    〃    (理系)30分
6日本語文献検索(文系)30分MAGAZINEPLUS(雑誌記事索引)を利用して日本語の文献を検索する方法を修得します
7   〃   (理系)30分
8海外文献検索(文系)30分First SearchやCurrent Contentsなど海外の文献データベースの利用方法を修得します
9   〃  (理系)30分
10総合コース(文系)90分2から9までの内容を総合的に修得します
11  〃  (理系)90分
12書庫利用ガイダンス30分閉架書庫の利用方法についてツアー形式で説明します

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