?「発見塾」2013年度開催記録

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?「発見塾」三重大学シリーズ 2013

開催日 5月25日(土)13:30~15:00
会 場 津市久居総合福祉会館
テーマ 「上野英三郎とハチ公は今の時代に何を伝えたか?」
講 師 成岡 市 三重大学大学院生物資源学研究科・教授
参加者 114名

だれでも知っている渋谷の「忠犬ハチ公」。その飼い主は、久居生まれの上野英三郎(うえのひでさぶろう)といいます。今回はハチ公を偲ぶとともに、飼い主の上野英三郎の足跡を辿ってみたいと思います。
技術・学問分野を同じにする人々にとっては、これは「バックサイト」(Backsight;測量学では位置の確定した基準点をのぞきみること)という作業でして、「過去を見て、未来を見通す」という意味もあります。
みなさんの大切なお時間を少しお借りして、驚きのお話をいたしましょう。


< 参加者の声 >
・とても楽しいお話で興味がもてました。専門の方のお話はとても深くて、いつの間にかその中へ引き込まれて行ってしまいました。

・以前、少し土地改良事業に関係していました。単なる農地整備、農地を合わせて整備して水路や道路を効率的、効果的に整備することしか考えていなかったのですが、今日改めて、この事業の本当の主旨は、美味しい農産物をつくることであり、そのためには土壌が一番大事ということがわかりました。このことは一度も考えていませんでした。次に関係する機会があれば、土壌から考えておいしい食糧つくりのための事業としたいと思います。


開催日 7月27日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 津リージョンプラザ2階健康教室
テーマ 「これであなたも蝶博士」
講 師 宮﨑 照雄 三重大学名誉教授
参加者 47名

日本の蝶、外国の蝶の生態を紹介します。この講演をお聞きになれば、ご年配の方はお子さんやお孫さんに「蝶博士」と自慢できます。また、小中学校の生徒さんであれば、夏休みの自由研究の「ねた」がみつかるかも・・・
1)皆さんよくご存知の「ちょうちょ」の歌で歌われる蝶はモンシロチョウ? 2)蝶の幼虫は蟻を食べる! 3)蝶は意外と悪食 4)蝶の雌雄の見分け方 5)蝶の幼虫の護身術 6) 蝶の護身術 7)毒を持つ蝶 8)蝶は意外に長生
き 9)蝶の捕まえ方 10)蝶の幼虫を飼育してみましょう。


< 参加者の声 >
・興味深いお話、分かりやすく楽しく聞かせていただきました。身近にいる蝶を良く見て楽しませてもらいます。

・蝶についての知識が少なかったので、今日の講演で色々な知識を得ることが出来ました。昔は蝶を見たが、最近見るのが少なくなった。蝶を見たら観察をしてみたい。


開催日 8月10日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 津リージョンプラザ2階健康教室
テーマ 「千歳山・半泥子ワールドへようこそ」
講 師 菅原洋一 三重大学大学院工学研究科・教授
参加者 42名

津市千歳山は城下町当時から景勝の地として名高く、明治以降はここに川喜田半泥子が創意を凝らしたユニークな邸宅を構えていました。中核となる洋館和館は、戦時中に市外の海軍施設に移築されましたが、その後数奇な経緯を辿り、現在は解体部材として保存されています。その調査も行われて、津の事実上の迎賓館となっていた川喜田邸の具体像が明らかになってきました。半泥子が千歳山に営んだ邸宅についてご報告し、半泥子ワールドの秘密と魅力に迫ります。


< 参加者の声 >
・今回はとても良いお話が聞けてよかったです。幸せです。ありがとうございました。千歳山に行ったことがなく、名前を聞いただけであまり詳しく知りませんでした。今日の話を聞いて千歳山の重要性が少しわかりました。建物を再建し、文化施設として活用できるといいですね。

・大変興味深く拝聴しました。ありがとうございました。調査を粘り強くやりおえられた皆様の情熱とご苦労がすごいと頭が下がります。今後市民の声が大きくなることが津市を動かすのだということがよくわかりました。


開催日 9月28日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 津リージョンプラザ2階健康教室
テーマ 「千歳山・半泥子ワールドへようこそ」
講 師 菅原洋一 三重大学大学院工学研究科・教授
参加者 54名

8/10と同内容です。


< 参加者の声 >
・今回初めて参加させて頂きましたが、とても興味が深くなり、ご講義も理解しやすくご説明いただき、時の経つのを忘れるほど、半泥子様の生きざま、鋭い視点と漸進的な思想を伺うことが出来て良い勉強となりました。復元は必要だと思います。

・文化的な財産であり、津市として川喜田半泥子さんの洋館・和館を再建してもらうとよい。これには市長、市議会へお願いし、実現への運びとしてもらいたい。


開催日 11月30日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 中央公民館ホール
テーマ 「ハゲはなぜ悩ましいのか ―劣等感の社会史―」
講 師 森 正人 三重大学人文学部・准教授
参加者 27名

薄毛対策の商品や産業が活況を呈し、最近は病院で治療すべき症状にもなっています。しかし、ハゲはある時期まで聡明さや頼りがいの象徴と見なされてきました。ハゲに対するコンプレックスはどこから来たのでしょうか。脱毛への不安感や恐怖感はどのようにして生み出されるのでしょうか。とくに第二次世界大戦後の状況に注目して考えたいと思います。


< 参加者の声 >
・大変面白かった。ハゲだけではなく、種々の劣等感について考えさせられた。

・劣等感なく楽しく生きましょうとハゲまされ、ためになりました。


開催日 1月25日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 芸濃総合文化センタ-大研修室
テーマ 「高血圧を予防・治療して、延ばそう健康寿命」
講 師 伊藤 正明 三重大学医学部附属病院循環器内科・教授
参加者 127名

日本は世界で最も長寿の国の一つです。しかし、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間である"健康寿命"は、男性70.4歳、女性73.6歳、平均寿命との差は男性9.13年、女性12.68年にもなります。しかし、私たちの周りを見ると、90歳台でも自立して元気に生活されるかたも多くおられます。この差はなんでしょうか? 重要なことは、高血圧を含めた生活習慣病にならないこと、罹ったらしっかりと治療することです。高血圧を中心とした生活習慣病の原因、治療、予防について、日常生活で大切なコツをお話しします。


< 参加者の声 >
・今回は高血圧を中心とした医学的な内容でご講演いただいて大変解りやすく参考にしたいと思いました。健康寿命を延ばすために市町村が政策的に取り組んでいる状況があれば、その内容を知りたいと思いました。

・初めて参加したが分かりやすくよく理解できた。今後も数多く開催していただきたい。


開催日 3月22日(土)13:30~15:00 <チラシ>
会 場 津リージョンプラザ2階健康教室
テーマ 「健康寿命を延ばすための食生活とは?」
講 師 矢野 裕 三重大学医学部糖尿病・内分泌内科・准教授
参加者 120名

糖尿病をはじめとする生活習慣病は、長期間放置しておくと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中の原因となるため、定期的に検診を受け結果に基づいて生活を見直していくことが重要です。その中でも生活習慣病を改善・予防するためには、食生活が大切であることはよく知られています。一方、長年の食習慣を変えることは難しく、長続きしないため、より簡単な方法が注目されてしまう傾向もあります。本講座では、生活習慣病を改善・予防し、元気で長生きできるような食生活を一緒に考えてみたいと思います。


< 参加者の声 >
・説明がわかりやすくて良かった。これからもよろしくお願いします。

・初めての参加ですが、大変参考になりました。ありがとう御座居ました。これからも積極的に参加したいと思います。